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ロンハウ工業団地へ投資をして1年、経過した企業

Views: 409917/07/2020Share
YONEZAWA TOOL MFG. VIETNAM CO.LTDの米澤社長は、現在13人の従業員と共に
ロンアン省のロンハウ工業団地で事業開始されて1年が経過しました。ベトナムに常駐して、この工場を更に発展させるために試行錯誤を繰り返されておられます。日本では、医療機器の業界団体に所属されており、ベトナムにおいてもその市場を開拓していこうという意欲をもっておられます。
 

1.    御社の事業活動や製品について紹介していただけますか? その製品は日本に輸出されるかもしくはベトナム市場で消費されますか?
 
ベトナムではシートメタル加工を中心とした板金部品が当社の製品です。材質はスチール、ステンレスが中心になります。 それら部品のほとんどは、医療機器の構成部品です。
品質の要求精度の高いものが多いので、高性能の設備を投入しています。
製品の多くは、日系のベトナムのお客様の会社に納入します。
お客様で組み立てられた完成品の多くは、日本に輸出されると聞いています。
今は部品の加工がほとんどですが、日本側の本社ではカートや保管庫、作業台といった完成品を製造していますので、そういったものも手掛けていきたいと考えています。
また、当社の得意とするところはオーダー制作です。お客様の要望に応じて一品ものの製造も致します。いわゆる特注品の製造についてはベトナム側でも是非手掛けていきたいと考えています。
御社は、なぜベトナムへの投資を決定したのですか?
理由は大きくは3つあります。
理由の一つ目は、
ベトナムという国に対する印象が良かったという点が挙げられます。
その当時は海外で仕事をする明確な目的は無かったのですが、親日感情を持つ人が多く、政府も日本の企業誘致に対してたいへん歓迎的な印象を持ちました。
理由の二つ目は、人材採用、人材獲得です。
ここ数年、日本では雇用難と言いますか、働く人手が中小企業に集まらずにたいへん困った状況が続いていました。
たまに若い人材を採用しても、労働意欲が薄く、継続しないケースもいくつかありました。
私はこれからの採用は外国人、女性、高齢者を中心に、単に低賃金だからという理由ではなく、人材として積極的に活用していくべきだと考えていました。
それが、今回の投資の動機の一つになっています。
優秀な人材を育成し、パートナーとして日本に迎える。
日本でまた、新たな技術を学びベトナムで活かす。
日越相互で行き来することが出来る環境を自分たちの会社で作りたいと思いました。
三つ目の理由は、
新たな市場としての可能性を知るためです。
当社は板金加工業が中心ではありますが、創業時から医療分野を中心に製造して参りました。日本側では工業界ではなく、医療機器の業界団体に所属し、活動を行っています。そこで経験したことが、この国の市場ニーズとして活かしていけるのかどうか知りたいと思っています。
 

2.    御社はベトナムでこれまで何年稼働されていますか? ベトナムでの御社のビジネスのパフォーマンスをどのように評価しますか? 今後拡大する予定はありますか?

企業登録したのが昨年2019年の6月ですから、早1年が経過しました。 8月に赴任して、機械設備の稼働開始が2019年の10月です。 仕事の初納品が今年の4月でようやく商取引が始まったところです。
パフォーマンスと言えるほどの事はまだまだ出来ておりません。準備しつつ仕事を進めている段階です。
今後の予定ですが、
当社で加工可能な範囲ではありますが、お引き合い頂いた先様には国内外、業種を問わず、ニーズにこたえていきたいと考えています。
今は社員数も13名と少ない状況ですが、仕事のニーズに合わせて拡張していきたいと思います。
また、今年中に日本側本社との輸出も開始する予定で、現在計画をすすめています。
 
 
3.    御社は、なぜロンハウ工業団地を選んだのですか?

2013年から当社の得意先様がLHCに来られており、積極的にサポートしてくださいました。そのお客様から「ロンハウ工業団地にレンタル工場が建設される」という情報をいただき、仕事上の地理的な面、仕事をしやすい環境であり、
当社にとって有利であるとの判断でロンハウ工業団地を選びました。

4.    御社はロンハウ工業団地にレンタル工場を借りている事が知られていますが、レンタル工場とサポートスタッフをどのように評価しますか?
 
定期的に情報提供いただいており、地域情報なども入手しやすくなっています。
断水や停電時などの事前連絡が適切であり、その点でも助かっています。
レンタルカーも現在お願いしておりますが、信頼のおけるサービスだと思います。
その他当局の消防監査などでも相談させていただき適切なアドバイスをいただきました。相談した時に迅速にサポートしていただけることがたいへんありがたく思います。
 

5.    ロンハウ工業団地のサービス品質を改善するためのご意見はありますか?
 
また、御社のご意見をロンアン省は日本の投資家の魅力を促進するために何をするべきでしょうか?

1つは調達面でのアピールです。
製造業で、初めてこちらに来られた会社は大抵が調達面で苦労されると思います。日本側では多くのサプライヤがあり、長年の付き合いによってそれほど苦労してこなかった事でもこちらではたちまち困難に直面する時があると思います。 加工により、部品により、設備により、会社が異なると、別々で管理しないといけません。
そういった管理面の効率の悪さ、煩わしさを解消していくためにも
例えば、「one stop service(ワンストップサービス)」を出来るように取り組んで、
ここで仕事をしたら、「ほとんどの事(モノ)はなんでも揃います。」「会社間の連携もLHCでいたします」というようなアピールは有効だと思います。
もう一つは
労働力の確保=「働く環境」だと思います。
工業団地としての福利厚生を充実する事は労働力を確保する事につながると思います。
ベトナムの内情に沿っているかどうかはわかりませんが、働く母親は安心して子供を預け、仕事に就きたいものだと思います。
私は、渡越前に日本側である工業団地の理事長をしておりまして、「企業内保育」に取り組んだことがありました。 多くの企業では労働力の確保が出来ず、その理由を分析した結果、「子供が生まれたので働きたくても働けない」という人材が多数あることがわかりました。「子供を自分の職場の近くで安心して預けられる環境」があるかどうかは大きく影響すると思います。
とはいえ、自前で企業内保育出来る会社は良いのですが、中々管理面でたいへんな事もあります。 例えばですが、LHCでそういう施設を作り、利用する社員には企業が補助金を出すというシステムなどがあると個人的負担も少なくなり、福利厚生の一環にもなります。 投資家にとって労働力の確保が出来るかどうかは重要な視点の一つだと思いま
Long Hau Industrial Park - Partner in success
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